2016年04月17日

41バッチ目 パプリカマルセイユ

【40バッチ目【拡散希望】Peace to Aleppo】
を作るにあたって、一緒にLLi抽したオイルがあったのでこのパプリカオイルを使ってマルセイユ石鹸を作ってみました。

LLi抽自体が初めてだった事もあるし
私リアルにパプリカ好きな事もあって
(料理に入れるのが好きでパプリカパウダーが家に1キロあったりします)
そんな訳でパプリカパウダーを使ってLLi抽をしてみたという訳です。
なによりパプリカパウダーは、色も出やすいのでパウダー系では効果がわかりやすいと思うんですよね。

レシピの組み立てとしては、今回はシンプルにマルセイユとし3%をミリスチン酸にしてみました。
なぜかって、ミリスチン酸結構余っているのよね。
という訳でレッツぐるぐる!



■材料

・オリーブオイル・・・・・・72%
・ココナッツ油 ・・・・・・25%
・ミリスチン酸 ・・・・・・3%

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▲あらかじめ用意しておいたパプリカのLLi抽オイルです。
色はカロチーのなんかと似たような色になりました。
600gバッチのち、168gのパプリカオイルを使用しました。
元々、オイルだけ取る実験で作ったので、分量が少なめになってしまったのです。

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▲オイルを合わせると、めちゃくちゃ綺麗な色が・・・!

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▲ココナッツオイルとミリスチン酸を溶かします。

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▲アルカリと合わせてグルグルを開始すると、なぜかオレンジ色というか黄色になってもうた件!

なんか、想像していたのと違うんですけど〜と思いつつもとりあえずデザインをば。

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水酸化クロムで着色してゆきます。

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▲こんな感じで型入れ!
ちょっとパプリカを意識してみました。

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▲そして、カットしたら色がサーモンピンクにかわっている件!
いやぁ、石鹸作りって本当に不思議ですねぇ。

カットした感じ、石鹸もなめらかに締まっているし
硬さもあって使い心地も良さそうなので解禁日が楽しみです。




★今回の材料



ミリスチン酸 1000g
価格:1075円(税込、送料別)




posted by くろねこ at 15:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作った石鹸とレシピ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月23日

40バッチ目【拡散希望】Peace to Aleppo

石鹸発祥の地アレッポ。
大勢の市民が犠牲になっているのはニュースを見てご存じかと思います。

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石鹸が好きで作っているソーパーにとって、アレッポは聖地です。
もしヨーロッパに行く機会があれば、いつかアレッポに行って石鹸やローレルオイルなんかを買ってきたり、石鹸工場を見学したりしてみたいなぁ〜なんて事を思っていました。
アレッポは、ほんの数年前まで観光のできる平和な所だったのです。

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しかし、そんなアレッポの名前をニュースで聞かない日は無い程
この国と街が戦火に包まれているのは皆さんもご存知の通りです。
2014/06/10 の シリア・アレッポ(CNN)のレポートによれば
『ここは地獄』へと変わり果ててしまったとのコメント
を出しています。
http://www.cnn.co.jp/world/35049192.html


戦争前は100万人だったアレッポ東部の人口は、2015年前半の推定ではわずか4万人にとなってしまいました。

このニュースが配信されたのは去年の事で、あれから空爆が激化しシリアはほぼ人の住める場所では無くなっているという事は、容易に想像がつく事です。
2016年の現在、難民問題はさらに大きな国際問題となり、シリアの人口は激減しています。

isisであるとか、各国の空爆や掃討作戦などの難しい事は私にはわかりませんし、そういった国際背景を論議したり、論じるつもりはありません。

遠い異国の地で起こる政治状況や背景などは、どんなに詳しく調べても当事者ではない私が、知識だけで全てを理解する事はできないと思うからです。
ですが、そこで沢山の一般人が犠牲になり、家や仕事を無くしているという事は紛れもない事実です。
あくまでも、犠牲になっているのは普通の人なのです。


アレッポをはじめ、※地中海沿岸は石鹸づくりが非常に盛んで日本へ沢山の石鹸を輸出しており、日本は重要な輸出国のひとつです。
トルコなどの隣国に移転した工場などもあるそうなので、石鹸そのものが地中海沿岸から消える事は無いのですが、アレッポでは石鹸作りが難しくなっているそうで、このままの状況が続けば※シリア産のアレッポ石鹸を手に取る事が出来なくなる日が来るかもしれません。
※参考http://sekkenweb.com/blog/2011/07/30/206/

犠牲になった方の中には、石鹸を作っていた人達も沢山いるでしょう。

※参考http://shop.plaza.rakuten.co.jp/bonanzajewelry/diary/detail/201502170000#tb【シリア内戦で消えゆく世界遺産とアレッポの石鹸 2015年2月17日(火) (店長仲間オススメ商品紹介) 】

私が石鹸を好きになるキッカケとなった石鹸も、このアレッポの石鹸で
まだ私が小学生だった約20年前にフェリシモで母が購入していたものでした。
石鹸を趣味で作っている者として、少しでもアレッポに住んでいた普通の人たちの為にできる事があればと思っています。

この記事を見てくださったソーパーさんへ

アレッポの石鹸を作ってみませんか?

石鹸を作ってブログやSNSで紹介するだけでも、シリアやアレッポの人を勇気づけられるかもしれません。

小さな行動でも、何かが変わる事を願って。
2016.03.21記




アレッポの石鹸を作ってくださる方へ


★アレッポの石鹸ですが、石鹸の材料になるローレルオイルが非常に入手しにくく、正確に再現するのは困難かと思います。
オリーブオイルのみのため、人によってはレシピに調整も必要です。

材料や手法にこだわらず、緑色にしてみる、ローレルをインフューズドしてオリジナルのローレルオイルを作る、など自分なりのアレッポを作ってみてください。

大切な事は、石鹸という文化を作り守り続けてきたアレッポへのリスペクトの気持ちだと思います。




★参考までに、正しい現地でのアレッポ石鹸の作り方






オリーブオイルとローレルオイルをふんだんに使い
3日間の釜炊きののち、床に流しカットという
趣味の範疇では到底作れないであろう工法と技術
により作られています。
攪拌も、泡だて器なんて生ぬるいモンじゃなく、シャベルです。

ですので、アレッポの石鹸を作ってくれる方はぜひアレンジした自分なりのアレッポ石鹸を作ってみてください。

ちなみに、この記事も拡散希望です。

トラックバックやリンクはフリーです。コメントなどもお気軽にどうぞ!



ここからは、黒猫そーぷ風アレッポ石鹸を作る記事(?)になります。

まずはメインオイルですが、色々と調べたところアレッポ石鹸で使用されるオリーブオイルは
基本的に2番絞りにこだわっているらしく、元々結構濁っている緑がかったものを使用しているようです。

アレッポの油脂配合は基本的に
オリーブオイル+ローレルオイルのみで作られており
ローレルオイルが5%〜最高で40%配合されています。
ローレルオイルは高価で、配合が多い程石鹸自体も高価です。

ローレルオイル自体は、月桂樹(ローレル)の実から搾り取ったもので、オリーブのような実から搾り取っているそうで、さらにこの実をオリーブオイルに漬けたものも使われたりしています。

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実から取れるオイルは油脂分、ラウロステアリン酸とラウリン酸を含み、リューマチや腫瘍、皮膚病の薬として古くから用いられてきたそうです。

アレッポ石鹸は、どちらの使用オイルも緑色である事やオリーブオイルも2番絞りで不純物も多いため、あの独特な色が出るようです。
(色々見た感じ、色付けをしているものも多そうですが)

高価とされるローレルオイルですが、輸入品のアレッポ石鹸の値段などを見るかぎり、本来はそこまで高価なものではないようです。
食用ではない2番絞りオリーブオイルのと合わせる、あくまでも実用的で万能薬的なちょっとだけ高いオイルといった所でしょうか?

しかし、このローレルオイル日本で買うと鬼のように高いのです。



生活の木で100gで約1万円……orz


1リットルで86,400円

こちらのローレルオイルはオイルというより、精油という区分で販売されているので仕方ないのですが……。
もちろん、貧乏な私には買えません。
値段がセレブ過ぎです。


家賃より高いじゃねーか。
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル


こんなもん買ったら、震えて眠れなくなりそうですし
そもそも、こんなに金出すならシリアに寄付するわ。

流石にその値段で石鹸を作れるほどの富豪ではないので、ローレルをオリーブオイルでLLi抽で抽出しつつ
ローレルを感じられるような石鹸を目指し、今回はポマス+LLi抽で作ってみたいと思います。
(※ポマスは2番絞りなので、この為だけにポマスを久しぶりに注文したのでした。)
そんな感じでMyアレッポの制作記スタートです↓


さて、実はこの文章を編集したり何やかんやで3ヶ月程経ってしまいまして
つまりオイルを用意して3カ月が経ってしまいました。

オイルの方はLLi抽して置いておいたんですけど、若干退色しているんじゃないかと思いつつもやってみたいと思います。
しかし、この3カ月・・・記憶が無くなるんじゃないかってレベルで激動の忙しさであると共に
僭越ながら自分がこんな記事書いてええのんかい?
というような葛藤もあったりした訳です。

■材料 600gバッチ
(だいたい牛乳パック1個分)
2016/03/21 作成

オリーブオイル(ポマス)……600g
うち、168gがLLi抽 +使用した乾燥ローレル約30g
水……210g(35%)
アルカリ79g(97%)


材料は超シンプルです。

おそらく、今まで作った石鹸の中で椿キャスティールの次にシンプルなレシピかと思います。
特徴としては、鹸化率が97%な事位かな。
これは、私が硬めの石鹸が好きである事とキャスティールはどうしても柔らかくなりがちであること、長期保管をしたいので鹸化率を高めに設定しました。

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▲用意したオイルがこちら。

LLi抽は自己流でやってみつつ、若干底に不純物が取り切れなかったものも残っているのですがあえてほんの少しだけ残してあります
今回作るのがオリーブのキャスティール石鹸になるので、鹸化を早めるためにもアルコールを意図的に残留させてみました。

若干のアルコール臭はありますが、ローレルの香りがかなり移っていて凄く良い匂いです。パンに付けて食べたいような香りです。
今度、食べる用にオイル作ってみようかな♪
と、思うくらいに良い匂いで個人的に凄く好きな匂いです。


で、あらかじめ用意しておいたオイルとアルカリを合わせて・・・

IMG_0367.JPG

狙いどおり、10分程度でライトトレースが出てきたのでかなり楽に作れてしまいました。
結局、30分位で型入れ終了。
目視する限りはほんの少し緑色なんですけど、これも退色するだろうし
写真には写っていないレベルなので改善の余地がありそうです。

一般的にオリーブのキャスティール石鹸は恐ろしく時間がかかる事で有名(?)なのですが、やや高めの温度で合わせつつ、アルコールも若干残すなど下準備をしていたので拍子抜けする程にあっさり進んでしまいました。

一応、次の関門は型出しかな?
かなりやわい事が予想されるので、綺麗に型出しできると良いのだけれど・・・
4~5日後で良いかな!という事でまた次回!

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祝日で仕事も休みだった事もあり、インフューズドオイルの消費目的と保温もかねて
もう1種類石鹸を作ってみました。
その記事はまた後日別の記事でご紹介します。



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▲結構白っぽくなりましたが、肉眼だと若干緑色の石鹸になっています。
3日後に型出ししましたが、案外スムーズに型出しができました。
でも、普段から硬めに石鹸を作っているわたしからしたら、なかなかに柔らかめの石鹸です。

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▲カットもスパーッと切れます。かなり柔らかい!
とはいえ、キャスティールにしては硬く仕上がっていると思います。水分も減らすの忘れたんだよなぁ。

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3センチ厚にカットしてみました。
使用感は1か月後!
解禁日が楽しみです

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★2016/4/17 追記
ソープスタンプを押してみました!
アレッポの石鹸と言えばソープスタンプですよね。
久しぶりの自作猫ちゃんスタンプです。カワイイ❤
posted by くろねこ at 20:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作った石鹸とレシピ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月05日

硫酸銅まぶしたオリーブや偽オリーブ油を押収、イタリア警察と関連商品一覧

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[ローマ 3日 ロイター] - イタリア警察は、色出しのため硫酸銅を塗ったオリーブ8万5000トンと、シリアやトルコ産にもかかわらず「イタリア製」と表示されたエキストラバージン・オリーブオイル7千トンを押収した。

オリーブは、前年以前に収穫され色落ちしたオリーブに鮮やかな緑色を着けるため、硫酸銅でコーティングされ「リサイクル」された。硫酸銅は殺虫剤などに使用される成分で、過剰摂取すると吐き気やおう吐、腹痛などの症状が出るほか、死に至る場合もある。

禁止対象添加物の使用および危険物含有の食品の販売を計画した罪で19人が告発され、偽装で6人が捜査を受けているという。

警察によると、偽装オリーブオイルは米国と日本で数千トンが販売された。

イタリアでは同国産の食のブランド力を悪用した偽装が長く問題となっている。2014─15年には、悪天候、虫害、バクテリアによる被害などでオリーブの収穫が打撃を受け、偽装が行われやすい環境が生まれていた、と当局は指摘している。

ソース元:ロイター
硫酸銅まぶしたオリーブや偽オリーブ油を押収、イタリア警察
http://jp.reuters.com/article/olives-idJPKCN0VD0DK


このニュース、あまり日本では大々的に取り上げられてないのが凄く気になるのですが、毒が含まれるオリーブオイルが日本にも流通しているという事だそうで、オリーブオイルを日頃から食べている私としても大変気になるニュースだったりします。

ちなみに、偽装オリーブオイルは以下の商品です。


★Carapelli


★Bertolli


★Santa Sabina

★Coricelli


★Sasso

★Primadonna

★Antica Badia


いやー、私ソーパーとして油を通常よりも安く手に入れられる(油の値段に敏感なせいもある)手前
結構オリーブオイルを食用油として使用していたので、このニュースはショックでした。
最近は安いスペイン産のオリーブオイルをもっぱら使っていますが
上のメーカー、普通に食べた事ある気がするんだよなぁ。
(ノ∀`)アチャー

アフィリエイトのリンクを貼ったものが、日本に流通しているであろうオイルの一覧になります。
数千トンというと、かなりの量が流通している事になりますから、該当するオイルなどをお持ちの方は輸入元などに問い合わせると良いかと思います。

私も健康に関して、多少なりとも気を使ってはいますが
人間が健康に食事を摂るためには、日々違うメニューを食べる事が重要だそうです。
人間が食べるものというのは、21世紀の今でもそのすべてがどんな作用をするかがわかっておらず、こういった事件、事故、毒物から体を守るためにはリスクを分散させる事以外に無いという事だそうで、普段使用する油もなるべく使い分けた方が良いのでしょうね。


最近、偽装えごま油も噂になっていますよね。
次はオリーブメインの石鹸を作ろうと、オリーブオイルを大量購入した私のモチベーションが・・・・・・

posted by くろねこ at 20:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 石鹸雑記&考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月16日

ハンドメイドコスメにおけるアルコールの使い分けについて

薬局で購入する事のできるアルコールには、何種類もの種類があり混乱しませんか?
同じようにアルコール度数が高いのに、安いものから高いものまであるので、私も疑問に思っていました。
今まで科学に興味の無かった方には無縁のモノですよね。

そこで、身近に入手できるアルコールの種類と特徴などをまとめてみました。

★アルコールには、種類があるという事


・エチルアルコール(エタノール)
・イソプロピルアルコール(プロパノール・イソプロパノール)
・メチルアルコール(メタノール)

エチルアルコールが、普段飲むお酒にも含まれている、いわゆるアルコールです。
このアルコールですが、日本では酒税法があるためにアルコールとして売ってしまうと医薬品原料段階で課税されるためにエタノールはコスト面でで不利となってしまいます。

そのため、わざと飲めないように工夫をしたりする事でアルコールの値段を下げて提供しています。
以下が薬局で購入できる大まかなアルコールです。


【無水エタノール】
15℃でエタノールを99.5v/v%以上含む。
純粋なアルコール。値段も高いです。


【消毒用エタノール:別名消毒用アルコール】
15℃でエタノールを76.9〜81.4v/v%含む。一般的な医療用消毒剤。

どれもお酒で言うところの度数とアルコールの含有量の違いであり、同じような度数のものが必要であり、飲食できるものの方が安心であるならウォッカなども使用できますし、シビアなレシピでもない限り石鹸やハンドメイドコスメに使用するにはあまり違いはありません。

そんなアルコール類を見ていると、無水エタノールやウォッカは高価なのに比べて、イソプロパノール入りの消毒用エタノールは値段も安価で気になる所ですよね。
無水エタノールがだいたい500mlで1000円なのに対して、イソプロパノールは500mlで300円です。

★イソプロパノール(IP)とは?



※消毒用アルコールとしばしば混同されるオキシドールですが、こちらは漂白剤と同じような成分のものですので、アルコールではありません。

IP入りエタノールは、とにかく安い!です。

純粋なアルコールであると、お酒として飲めてしまうため、消費者に安くアルコールを提供するために、このようなイソプロパノール(IP)入りのアルコールが売られています。

病院などで使用されているアルコールもこのアルコールで、イソプロパノールは傷口や器具の消毒にも使われているように安全性も高いものです。

しかしながら、このイソプロパノール『くさい』のです。
病院特有のアルコール臭はイソプロパノールのものだそうです。
あの消毒くさい病院の匂いを嗅いで
「うおー!酒飲みてぇー!!」となる人はなかなか居ませんよね。

余談ですが、イソプロパノールは人間には分解し難いアルコールだそうで、飲むと酔いやすく二日酔いになってしまうようで、飲む事だけに限って言えば、人間には非常に都合が悪いアルコールです。
そういう、色んな意味で飲まれないような対策をされているのがイソプロパノールです。

しかし、イソプロパノールの匂いは食品添加物としても使用されているそうなので、食べても傷口に塗っても大丈夫なものですから、まずくてくさい事をのぞけば安全性は高いアルコールだと言えます。
(2013年には食品添加物としても認めたられたようです。)

毒性についてですが、これはアルコールと同じような毒性ですので、普通に使用する分には問題ないようです。(アルコールも厳密には毒なので。)

そして、もうひとつイソプロパノールの特徴は脱脂性が強く、手が荒れやすいという事だそうです。アルコールよりも汚れを落とす作用に優れており、塗装の際の脱脂などにも使われています。

このような特徴をもっているので、手作りコスメの材料としては、特に毒性も気にならない程度なので使用に問題は無く、揮発させて使用するような用途で使うのであれば問題なく使えるけれど、漬けこんで化粧水やチンキの基材にするには向いていないと言えます。

エタノールも用途に合わせて上手に利用できれば、上手く材料費が節約できそうです。

特に、ソーダ灰よけにアルコールスプレーを吹くなどの場合にはイソプロパノールで十分では?と個人的には思います。

脱脂力が強いので、肌の強さによっても使えるかどうかが変わってきますので、イソプロパノールを使用する場合はよくテストをし、自己責任で使用してください。



※燃料用アルコール メチルアルコール(メタノール)について


用途によっては安く利用できるイソプロパノールを紹介しましたが、薬局にはもっと安いアルコールが売っています。

その名は
『燃料用アルコール メチルアルコール(メタノール)』です。



アルコールランプなどの燃料に使用されるアルコールで、非常に安価です。

しかし、このメチルアルコールは安価ですが猛毒なのです。
飲むとメチルアルコールは、ホルムアルデヒドと蟻酸に分解されますが、ホルムアルデヒドは化学物質過敏症(シックハウス症候群)の原因になる物質ですし、蟻酸はその名の通り酸ですが物凄く強い酸で、飲むと血液が酸性に傾き死亡します。

しかし、非常に安価なため世界各国で安く酒を製造しようとする業者は
沸点の違いを利用してメチルアルコールからアルコールを取り出そうとして失敗し(そのまま悪意を持ってメチルアルコールを提供している場合も多い)
頻繁に死亡や失明事故を起こしており、日本でも戦後闇市で大量の死者と視覚障害者を出した事は有名です。

「メチルアルコール」を当てて「目散るアルコール」という覚え方をするのは、理系の人にはお馴染みで
8〜30ml飲むことで失明〜死亡します。
小さじ1〜大さじ2杯で死ぬのですから、相当な猛毒です。

メチルアルコールは絶対に使用しないでください。
posted by くろねこ at 23:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 石鹸を勉強 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月14日

39バッチ目 苛性ソーダでリキッド石鹸

今現在、油の在庫があんまり無いのです。
というのも、石鹸用に買ってあった油脂をここ1年で結構な量食べてしまったからなのです。
油の在庫はあんまり種類が無く、しかも食べられない油が残っています。

あと困る程あるのがオプション類。
流石にこんなにあっても石鹸に入れきれねーぜ!って位の量があります。
もうこの際、オプション類の事はさておき

ひまし油!君に決めた!!


そう、あなたの家でもひまし油が余っているはず。
入れてもせいぜい10%なんだもん、減らないよねぇ。


最近、普通の洗剤により手がバリバリしてきたので、やっぱり食器洗いは石鹸に戻そうかなぁと。
というより、石鹸と中性洗剤を使い分けようかな?という事で
今回は苛性ソーダで作るリキッドソープに挑戦してみました。

リキッドソープって、なんか敷居がというかハードルが高い感じがしていたし
液体洗剤=苛性カリな感じがするじゃないですか。苛性カリが無いと出来ない!みたいな。
そんな先入観は捨てつつ、身近な苛性ソーダでも液体石鹸を作ってみたかったのです。

■材料 250gバッチ
(ヨーグルトの空き容器1個分)
ひまし油……100g
オリーブオイル……50g
ココナッツオイル……100g
水……88g(35%)
アルカリ40g(105%)
アルコール50g


なんでこんなにヒマシ油が高配合なのかという理由ですが、ひまし油は石鹸にした時に溶けやすい性質があるので高配合にしました。申し訳程度にオリーブオイル(しかもエキストラバージン)も入れていますが、全部ひまし油でも良かったかも。

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▲油脂を計測してホットプロセスにて作成開始!
適当に油脂が溶けた所で…

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▲適当にアルカリを投入。温度も合わせないので楽ちんでした。

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▲思わず3度見位したけど、5分も経たずにトレースが出ました。生地もいい感じなので型入れしたい気持ちをグッと堪えつつ・・・・・・

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火を止めてからアルコールを投入!

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▲で、こんな感じになって安定したっぽいというか、何も変化が無くなったので終了。

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▲ヨーグルトの空きパックを有効活用しつつ

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▲なんとなく保温箱に入れて完成。

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▲ボウルもそのまま洗ってみましたが、いい感じに泡立っています。

そしてなにがスゴイって
全工程終了まで30分を切っていた件です。

しかも明日には使えるというスピード感。
ひまし油高配合だし、頭も洗ってみたいわ。
という事で、使用感はまた翌日。



■2015/12/15 追記(翌日)

という訳で、使ってみようと思います。

IMG_2250-01.jpg
▲スプーンで掘ってみました。だいたい見た目も芋ようかんですが、硬さも芋ようかんのような感じで、難なく切り分けられました。

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▲石鹸の生地100gに対して水(お湯)を200g入れて小一時間。

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▲サクサク溶けていきます。キレイです。
ビジュアル的にはこのままの方が綺麗で良いのですが、とろみが無くて洗剤としてもシャンプーとしても使い難そうなので、キサンタンガムを大さじ1程加えました。ちょっと濁ります。
本当は柚子の種とアロエで作ったとろみローションがあるのでそれを使いたい所なのですが、1回目なのでスタンダードな液体石鹸を作ってみようという訳です。

空いている容器に入れるとこんな感じです。
IMG_2258-01.jpg
良い感じですね!

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泡立ちも良いです。もこもこというよりはキメの細かい泡がぬるやかに立つけれど、水切れは良いような感じです。肌当たりは◎
食器だけ洗うような用途であれば、ココナッツかパームラードなどがもう少し多くても良いかもしれません。
使い勝手は良いです。

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▲お風呂でも使ってみました!

まろやかなマジックソープのような使い心地。
普通のCPせっけんよりも、石鹸カスは出にくいです。
やっぱり泡はぬるやかクリーミー系。

髪を洗ってみた感じですが、意外にも重くないし泡立てが楽なので石鹸シャンプーがしやすくていいです。
ラベンダーの精油を足してみましたが、香りがガッツリ残る点も◎です。

結論

こんなに早く出来て使い勝手も良いなら
もっと早く作っておけば良かった!

洗剤買うよりコスパもいいよね!


という事で計算してみました。

ざっくりとした計算ですが、750ml(2倍希釈)で242円です。
(実際には今よりも油が安い時に買っているのでもう少し安いです。)
ただ、ガム類を入れるとコスパが392円に跳ね上がります。
重曹や塩でとろみを付ける方法もあるみたいなので、それらでとろみを付ければコスパも抑えられてお得ですね。(どちらも、希釈した石鹸液に少しづつ加えるだけのようです。)
どちらにせよ、750ml(2倍希釈)で392円なら、洗剤として見てもシャンプーとして見ても結構安いのでOKでしょう。

苛性カリも無いし〜
と、今までリキッドソープ作りに迷っていた方に激しくおススメしたい、そんな気持ちでいっぱいです。
案外ハードル低いよ!


今回の材料

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2015年12月12日

ソーダ灰が付かない石鹸作り8個のコツ まとめ

けっこう昔から、当ブログにソーダ灰で検索して来てくれる方が多いので
今回はソーダ灰を出さずに綺麗に石鹸を作るコツを書いてみようかと思います。

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言い訳として書いておきますが、結構もの凄い失敗をした時でも
ネタ及び忘備録として、正直にブログに掲載していますので
毎回失敗している訳ではありません…(笑)
ですので、綺麗に作れるコツもちゃんと記録しています。

ただし、私流にまとめた方法ですのし、対策を頑張ってもソーダ灰が出る時には出てしまうものなのでご了承ください。

また、ソーダ灰が沢山ついていたとしても、見た目に納得がいかないというだけであって
石鹸としては十分使える場合が殆どですので、肌に使用して問題がなければ気にせずに使用するのが良いかと思います。

以前の私は、ソーダ灰が付くのを前提とし、木箱で作って全ての面を削り落としていましたが、ここまで極端な事をする必要はないと思いますし、ソーダ灰を全て削り捨てる事を念頭に入れておけば全く気にする事も無いでしょう。

とにかく、ソーダ灰自体出ても気の持ちようなのであまり気にする事も無いのです。



@ソーダ灰はホットプロセスや透明石鹸、リバッチした石鹸には出ないという事

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▲ホットプロセス

IMG_0454のコピー.jpg
▲リバッチ


つまり、加熱や時間の経過により、ほぼ100%鹸化をすると(余剰のアルカリが)石鹸の中から無くなってしまえば、ソーダ灰はほぼ出にくくなります。
(ブルーム象状や、ハーブやオプション成分の結晶化など、ソーダ灰では無い現象が起こった場合にはソーダ灰のようなモノが付きます。)
コールドプロセスで石鹸を作る場合、アルカリは徐々に反応をし、約1週間位でだいぶ鹸化が終わる感じですが、この間ゆっくりと温度が下がりながら一緒に鹸化も進んでいくのが理想だと思います。

ぐるぐるするだけでは不十分だった残りの鹸化を促進させるためには

★鹸化(ぐるぐる)〜保温までの時間に生地を冷やさない

★しっかりと保温をする!

この2つが事がとても重要です。

私は、保温箱に約500mlのHOT用ペットボトルにお湯を入れ、木箱の中にアクリルモールドを入れて保温しています。たまたま木箱にアクリルモールドが入るサイズだったのでこうして利用していますが、保温するだけならダンボールで作るのがお手軽だと思います。
アクリルモールドは精度が出しやすく、デザイン性に優れていますが
保温性ははっきり言って悪いです。
ですので、簡単なダンボールの囲いなんかを作っておくと石鹸の品質が上がるのでおススメです。

途中で保温箱の中のペットボトルは温度が下がってゆくかと思いますが、このボトルは交換などしなくても大丈夫です。(交換する時に急激な温度変化が起こるため)
凄く気にはなりますが、このまま1日〜2日は保温箱を開けない方が良いと思います。



A最初の10分位はできるだけ一生懸命混ぜる!!

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私は数冊石鹸づくりの本を読み、それからは独学で石鹸づくりを続けているのですが
『最初の10分位はできるだけ一生懸命混ぜる!!』
これはある意味、石鹸づくり最大のコツだと思います。
慣れた頃にぐるぐるで手を抜いたりしますが、こうやって手抜きをした時の石鹸は大概うまくできませんでした。攪拌不足は盲点になりやすい失敗のひとつですし、ソーダ灰が出る原因にもなりやすいので、最初の10分は一生懸命攪拌しましょう。これだけで十分石鹸の品質が上がります。



Bカット時期はゆっくり慎重に!

少なくとも4日くらい経ってからカットをする事です。

翌日、2日後だとちょっと早いです。
レシピによって違うので一概には言えませんが、コールドプロセスなら経験上、4〜5日目位が丁度良いように思います。
私もそうですが、仕込みをするとつい気になって早くカットしてしまいたくなるのですが、その気持ちはグッと堪えて
なるべくなら遅くカットした方がソーダ灰は出にくいです。



C空気に晒さない

空気に反応してソーダ灰が出てきますので、モールドに入れた後表面にラップをしておくとソーダ灰が出にくくなります。



D寒い時期はとてもソーダ灰が付きやすい

上にも書いたホットプロセス同様、石鹸作りは温度が高い方がアルカリが鹸化したすいという特徴があります。そのため、どうしても寒い時期に早くカットし乾燥などをさせると、ソーダ灰が付きやすくなってしまいます。
最初の段階でしっかりと鹸化をさせ、保温をしっかりする事で防ぐことができます。
カット後の乾燥場所ですが、冬はあんまり寒い所じゃない方が
ソーダ灰は出にくいような気がします。



E保温箱を何度も開けない

これも、温度を下げないための工夫ですが、できたら丸2日は開けない方が良いです。
保温箱についてですが、普通はクーラーボックスや発泡スチロールの箱を使用しているかと思います。これらの箱は案外気密性が高く、空気が入りにくいためある程度空気の遮断をする役割もしてくれていると思います。なので、何度も保温箱を開けない事です。



F型入れの段階でアルコールを吹きかける。

これはアクリルモールドでは無い時にやっていますが、確かに有効です。
ですが、アクリルモールドではモールドが痛みますので注意してください。
また、アルコールはカット後に軽く吹きかけても有効のようです。
アルコールですが、安価な消毒用アルコールで十分です。
(※注意※ 燃料用アルコールは安価で魅力的ですが、メチルアルコールが含まれており、人体にとてつもなく有害です。石鹸づくりやハンドメイドコスメには絶対に使わないでください。失明します。)




Gオプション系を入れた時には気を付ける

オプション系を沢山入れると、本来反応するべき油やアルカリがオプション類に吸われ鹸化が極端に遅れたり、逆にオプションとアルカリが過剰反応してしまい計算通りに鹸化をぜす、余剰油脂が発生するという事があります。
オプション類を極端に入れた時、石鹸づくりが失敗しやすいのもこの為です。
(ただ、つい楽しくてオプション類の大量投入が辞められない私です……。)
これに関しては型出しのタイミングやレシピを見直すしかありませんが、オプション類を沢山入れた時には『何かが起こるかもしれない』事を念頭に気を付けてください。





私がソーダ灰の沢山付いた石鹸を作ってしまった時の事ですが
初めに作った時はろくに保温をしなかったのが原因です。

s01 001.jpg

(ファーストバッチでした)
2回目に沢山ソーダ灰が付いた時は、まだやわい時期にカットし、その日は大寒波に見舞われ部屋の温度が氷点下でした。

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▲カット直後

s04 029.jpg
▲大寒波後

正直なところ、きちんと保温箱に熱いペットボトルを入れ、型入れから数日後にカットをすれば、そこまでソーダ灰が付く事はあまり無いので、あまり神経質になる必要はないかと思います。

他にも、気が付いたコツがあればまとめてみます。
posted by くろねこ at 13:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 石鹸を勉強 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月10日

38バッチ目 生ビール酵母のベリーチョコ石鹸

前回の『37バッチ目 チョコレート系の甘いやつスペシャル』(チョコレート石鹸)
コンフェティの具にしつつ、新しい石鹸を仕込もう!
という事で、あらかじめ石鹸の細切りと薄くスライスしたものを用意しておきました。

IMG_2190-01.jpg
▲こんな感じ

今まで、故意にカワイイ系のいわゆるスイーツ系石鹸を作るのは避けていたのですが
(なんか、そっちの方向にはセンス無いし、そういうのって恥ずかしいし!)

だがしかし

今回はスイーツやっちゃうよ❤❤❤

いやー、硬くてワイヤー一本逝っちゃいました。



前フリはさておき、今回のオプションはそう

自家製ビールを作った際に出る生のビール酵母(ビールの澱)です。

以前にも2回作っている酒粕石鹸ですが、この酒粕石鹸というのは非常に使い勝手が良いのです。
とにかくスベスベつるつるになるし、酒粕もビール酵母も食品としても似たようなものなので、生のビール酵母をオプションに使うのは凄くお肌に良さそうだと期待が持てるという訳なのです。

ところで、何度かこのビールの澱でパンも焼いてみましたが
何が凄いって凄く発酵力が強かったし、少し苦いですが大人の味でとても旨かったのです!
このビール酵母が薬や栄養補助食品になるのはご存知の通りですし
ビールの澱が体に良さそうな事は間違い無さそうです。

ベジマイト【220g】

ベジマイト【220g】
価格:432円(税込、送料別)



ビール作りの盛んなイギリスやオーストラリアでは、ビール酵母は塩味のジャムペーストにして食べられており、その栄養価の高さから軍用のレーション(食事や携行食)にも採用されています。
ちなみに私は、マーマイトではなくベジマイト派です。


ともかく、ビール酵母のお肌への効果はどうなんでしょうか……?
よくわかんないけど、体に良さそうなものはとにかく石鹸にしてみる……!
それが、ソーパーというもの!(たぶん)

なぜに、ビール酵母石鹸でスイーツ風の見た目にするのかという謎の展開ですが

細けぇ事はいいんだよ!



■材料 700gバッチ
作成日2015/12/10 解禁日2016/01/10

ココナッツオイル……70g
ラード……560g
白太胡麻油……70g
アルカリ95%
水分35%

オプション
ビールの澱……100g
水……50cc
酸化鉄赤
ピンクマイカ


まず、酒粕系オプションを入れる際の最大の注意点とコツ
ですが、

酒(アルコール)が残っていると、アルカリと合わせた時に急激に鹸化がはじまったりするので、よくアルコールを飛ばすことです。

ですので、下処理としてビールの澱に水を足し、少し練ってから電子レンジに掛けました。
(700w3分)

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▲生のビール酵母に水を合わせた所。

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▲レンチン後

一応、酒粕石鹸と同じ量の水で練ってレンジに掛けたのですが、ビール酵母自体が酒粕に比べるとゆるく、ヨーグルト状なのでもう少し水分を少なくするか、加水をしないでも良いかもしれないです。

この時点で気が付いたビール酵母の良い所なんですが、酒粕は滑らかにするためにミキサーにかけたりしますが、ビールの澱は粒子が細かくクリーミーなのでそういう作業が必要なく、取り扱いが非常に楽です。

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▲今回は、油へ先に澱を合わせておいて、そこにアルカリを投入する方式で作ることにしました。

一応、酒粕系オプションでの石鹸づくりも3回目なので色々試していますが
酒粕やビールの澱などのオプションは、油に先混ぜの方がオプションも変質し難いし調子いいです。

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▲色付けに酸化鉄とマイカを投入しました。
イチゴっぽい色にしたかったのですが、ちょっとベリーっぽい色になってしまいました。
とは言っても、酒粕系のオプションはクリーム色から色が白っぽく抜けてくるので、どう変化するのか楽しみです。

で、ぐるぐるする事約1時間。
やや、匂いはするものの生系オプション入れまくった時特有の激臭なんかも特にありません。

あんまりトレースが出ないので(こめ油入れておけば良かったなー!)
30分程お茶を飲みつつ放置すると……。

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キタ━(゚∀゚)━!

▲こんな感じになった所で型入れ。
(ちょっとお茶を飲み過ぎてしまったせいか、白い方の生地がモッタリしすぎてしまい若干マッシュ気味です。赤い方はちょうど良い具合です。)

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▲白い生地がマッシュになった事で、逆にスイーツ感が増しもの凄く美味しそうです。

余った生地はプラのカップに入れつつ、保温箱を覗いてみると鹸化も早そうだし
以外にも早く型だしできそうな感じです。

そういえば今回は無香料で作っちゃったなぁ。
解禁日が楽しみです。


2015/12/14追記
カットしました。

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posted by くろねこ at 20:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作った石鹸とレシピ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

3杯目 エビスビール風エール

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ペールエール2kg
ザーツ30g
10リットル仕込み



自作をするからには、1からフルマッシングで仕込んでみよう!
という事でやってみたエビスビール風エールです。

まず、作り方(作業の流れ)はわかるものの……
ビールのレシピ計算がいかんせんわからず
色々と苦労をしました。

ビール造りには、とにかく横文字が多い。
わからない事と、新しく知る未知の言葉が多いのでそれを調べたり覚えるだけでも一苦労でした。

エビスビールの原料となる麦(同じ物)そしてホップの品種も特定はできていたので
ザーツというホップをあらかじめ買っておきました。
しかし、濃さは基準がわからないので適当でも良いとして(?)
味を決めるであろう、ビールの苦さはどうやったら再現できるのか?という事です。

調べたところ、ビールの苦さはIBUという国際苦味単位(ウィキペディア)という数値があり
エビスビールの苦味単位はIBU25らしい。

ちなみに、自分の作ったビールの苦さを好みの数字にするには

Kotori Brewing 別館さんの
IBUsとモルト量の計算 ver. 0.1
で計算をする事で解決しました。
こういう計算機を使えば良いのか〜!

そしてこれにより、レシピの組み立ては終了。
ともかく、計算機はとっても便利です。

肝心のビール作りですが、まず砕かれた状態の麦を不繊維の排水ネットに小分けに突っ込み、その状態でBrew in a Bag (BIAB)という、Brew in a Bag 、バッグ(袋)の中に麦芽を入れて、鍋1つで、フルマッシングを仕込む手法を取りましたが、多少なりとも絞ったりお湯を掛けて麦汁を回収したかったので、だいたい500gづつ麦を入れ、袋を2重にしました。

作業の流れとしては、巨大な鍋で甘酒を作るような感じです。
それが冷めてからイーストを投入(前回作ったラガーの残り酵母【2杯目Morgans・ブルーマウンテンラガー】)を入れた訳です……。

そう、前回の記事を読んだ方ならお気づきのハズ。

それがエール酵母だという事を(笑)

かくして、約1週間後
待望のエビスビール風は出来上がったのでした。



味について

私は、料理をする時、例えばホットケーキの生地なんかでも、お腹を壊さない程度に
生でチョコっと味見をしてみたりしています。

ビール作りでも同じように味見をしているんですが、缶で作ったビールは
『こんなのが美味しくなるの?』

という感じでしたが
このビールは味見の段階で旨かったです。
『自然で優しい甘みがする!美味しい!!』
雑味が無いせいなんでしょうか、特にホップで煮込む前は甘くて美味しかったのです。
それこそ、子供にでもあげたらゴクゴク飲んでくれそうな旨さでした。

出来上がったビールも、とても美味しかったです。雑味がなくてスッキリとした味わいです。
仕込んだ水なんか水道水なのにね(笑)

ちなみに、旦那の評価ですが

旨い。凄く旨い!
でも、銀河高原ビールの味がする。そっくりだよ!

との事でした。
もっとフルボディでもいいかも!とは言っていたけれど
正直、私はこんなもんでいいや。

目標とは外れつつも、凄く喜んでいたので良いのですが
味が全然違うのは、たぶん原因は酵母が違うからなんだろうなぁ。

泡問題も、プライミングシュガーを多く入れる事で解消しました。
次こそはエビスビールになりますように。


今回の材料


ザーツ(チェコ産) ペレット100g

ザーツ(チェコ産) ペレット100g
価格:778円(税込、送料別)



posted by くろねこ at 02:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 手作りビール&ホームブリュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1杯目 Morgans・モーガン オーストライアンブロンド 2杯目Morgans・ブルーマウンテンラガー

一杯目  Morgans・モーガン オーストライアンブロンド

17リットル・600g





一杯目  Morgans・ブルーマウンテンラガー

17リットル・600g


Morgans・ブルーマウンテン ラガー 1700g

Morgans・ブルーマウンテン ラガー 1700g
価格:2,246円(税込、送料別)



とりあえず、まずビール作りを体験するにあたって
まずはキットのモルト缶でビールを作ってみる事にしました。
このキット缶というのは便利で、缶の中にビールの元となる麦汁(水あめ)と苦味と香り付けに使用されるホップ、そして発酵に必要なイースト菌とすべての材料が入っており、これがあれば他には何もなくてもビールが作れるのです。

とにかくラガーが好みらしいので、ラガーっぽさそうなやつを適当に2缶買いつつ作ってみました。
まだ暖かい時期なので、最初に作るのはエール、次に作るのはラガーにする事に。
ここで、ラガーとエールの違いなんですがラガーエールとは酵母の違いなんだそうです。

作り方も簡単。
温めた缶の中身をお湯に溶き、バケツ(発酵容器)に入れたら水で薄めて最後にイーストを振りかけるだけ!

ちょっと重いってだけで、温めるだけなので慣れると30分も掛からず作れます。
本当に、拍子抜けする程簡単にできます。


ただ、パン作りをしているとわかるのですが、私はカメリアが苦手です。
好きなイースト菌といえば、サフだったりします。
そう、イースト菌の選定っていうのは、おそらく……メチャクチャ重要なんじゃないかと思います。

しかしながら、このキット
実はラガーにもエール酵母が付属しています
つまり、ラガー風味のエールが出来上がるという事のよう。
味はどちらも凄く美味しかったらしいのだけれど
この事実に気が付くのに我々は1か月掛かりました(笑)

ラガーにコダワリのある方は気を付けてくださいね。


私の飲んだ感想ですが、まぁ普通に家でビールとか出来るんだ……。
って感じ。

旦那の評価としては、味も美味しいし凄く酔いい気分になりやすいらしい。
通販サイトによるレシピのフルボディで仕込んだけれど、個人的にはもっとフルボディがいいなぁー!
もっと発泡してほしい
とかなんとか。

この、もっと発泡して欲しいという要望だけは、なんとかなりそうなので
次回どうにかしようと思っています。

ちなみに34リットル作ったビールは約2週間で無くなりましたとさ。
いくらなんでも、飲み過ぎだろう。
posted by くろねこ at 01:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 手作りビール&ホームブリュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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